おすすめ!派遣のお仕事「一般事務」
【シングルマザー】母子家庭、仕事と育児を両立しやすいお仕事選びのポイント5つ!の中で、おすすめのお仕事に上げた「一般事務」について今回はお話していきたいと思います。
私、この記事の筆者「グランマ」も、実はこの事務員として派遣社員で長年働いてきました。
ではさっそく、「一般事務」と聞くと、みなさんはどんなイメージを持ちますか?
たくさん書類を抱えている、伝票や見積りを作成している、座り仕事で楽そうなど、テレビドラマで見る事務員を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
余談ですが、私はドラマ「ショムニ」を思い浮かべます。江角マキコさん主演の、庶務課の事務員がかなり誇張され面白タッチで描かれたドラマでした。ご興味がある方は見てみてください。
本題に戻って・・・実は、この事務員と言う仕事、業務内容は意外と多岐に渡ります。
どんな仕事をしているのか?の前に少しだけ事務員についてご説明します。
事務員とは?
会社によって仕事内容はまちまちですが、一言でいうと「会社の、縁の下の力持ち」的なポジションで、サポート業務がメインになります。
書類を作成したり、ファイリングしたりなど、事務仕事が発生しない会社はありません。
その事務仕事を一手に請け負い、お仕事するのが事務員です。
中には、特別なスキルが必要な事務仕事もあり、呼び方も少しちがってきます。
経理関係なら経理スキルが必要な「経理事務」、貿易関係なら「貿易事務」英文スキルが必要だったりします。
また、医療関係なら「医療事務」病院の会計や受付などをするお仕事などです。
今回お話しするのは「一般事務」に絞ってお話していきます。
一般事務ってどんな仕事?
では、さっそく本題です。
「会社の縁の下の力持ち」一般事務の仕事は多岐に渡りますが、代表的なお仕事内容をご紹介していきます。
- 書類作成(伝票や見積り)書類のファイリング(整理・片付け)
- データ入力や資料作成にコピー
- 電話やメール対応に、郵便物の仕分けに発送
- 来客対応(ご案内やお茶出しなど)
- 備品管理に発注や、清掃作業などの雑務
簡単に上げると、上記が一般的な「一般事務」のお仕事になります。
活字にすると、一見なんだか簡単な仕事のように感じますが、会社によっては結構なハードワーク(業務内容にボリュームがある)になることもあります。
それに加え、上記以外にも会社によっては、一般事務が営業のサポート「営業事務」や経理のサポート「経理事務」、人事や総務のサポート「人事・総務事務」の業務も合わせて兼任する場合もあります。
会社の規模や従業員の数にもよりますが、傾向として大きな会社で従業員の人数が潤っているところでは、当然ですが担当業務以外の事務仕事をすることは滅多にありません。
業務が担当業務化されていることがほとんどです。
大きな会社だと掃除すらすることもなく、社内外の清掃は専門の業者がやってくれます。
しかし、それ以外の中・小規模の会社だと、担当業務の垣根が曖昧なことが多く、人手も不足しがちなため「何でも屋さん」になる場合があります。
任せられる業務も多岐に渡るため、様々な知識が必要になったりデスクワーク以外の幅広い業務をこなす必要ができます。
もちろん、社内清掃(トイレ掃除も含む)も業務の一つになってくる企業もあります。
まさしく「なんでも屋さん」です。
一般事務の悲しい現実
私が思う「一番の悲しい現実」は、業務内容が多岐に渡り、「縁の下の力持ち」で「何でも屋さん」までこなしているのに、一般事務の報酬(給料)が低いということです。
「なんでも屋さん」ができるということは、その企業ではなんでもできるスキルがあるということなのに、大多数の企業で一般事務という雇用枠に対する評価(価値)が低い・・・残念でなりません。
各企業の一般事務の需要は多く、求人広告も豊富に掲載されています。
しかし、どうでしょう・・・求人広告の給与欄を見てみてください。
記載されている報酬額が他の事務より低いと思いませんか?
似たような業務内容の営業事務と比較しても、求人サイトや求人広告に記載されている時給は、200円~400円くらい差があります。
時給差ですよ!
1日8時間勤務で計算すると、日額1,600円~3,200円の収入差があるのです。
1か月・1年単位で計算してみてください。
これ以上ない悲しい現実です。
一般事務員に対する雇用条件が改善されることを、切に願ってやみません。
一般事務のメリットとは?
給料が低い!を強調してしまったため、一般事務で働くと損する!と思われた方もいるかもしれませんが、そんなことありません。
給与面以外では、メリットもたくさんあります!
まず、小さな子どもを抱えるシングルマザーにとって、収入の次に大事なのは、やはり勤務時間ではないでしょうか。
一般事務の場合、残業が少ないことが多いため「定時であがって帰宅ができる」これは重要なメリットです。
次に、土曜・日曜・祝日がお休みのところがほとんどです。
企業によっては、同じ会社内でも一般事務だけはお休みで、他の営業や営業事務は土・日・祝が出勤になっている(会社自体は営業している)企業もあります。
一般事務は、子どもとのスケジュールが合わせやすく、プライベートが充実させやすいのもメリット大です。
自分の時間ができるということは、子どもとの時間以外に、収入アップのため資格取得や副業にチャレンジする時間もできます。
できた時間を、賢く有効活用してみましょう。
まとめ
子どもが小さいうちは一般事務で働き、子どもが成長して帰宅時間が少し遅くても平気な年齢になったら、同じ事務でも、営業事務など収入が高いものに移るという選択肢があっても良いのではないでしょうか?
一般事務の最大のメリットは、「時間を調整しやすい」です。
子どもが成長するにつれ、生活リズムにも変化が生じます。
シングルマザーは、ひとりでその変化に対応しなくてはなりません。
実際、私もそうでした。
そんな中、今できる自分にとって一番良い働き方が「派遣社員」という働き方でした。
時間の調整がしやすい一般事務で働き始め、子どもが成長し、残業が少しあっても大丈夫なようであれば、時給の高い営業事務として働く。
派遣社員は生活環境に合わせて、働く企業を変更しやすいです。
派遣会社へ一度登録して就業実績があれば、それ以降は勤務先の企業は変わっても派遣会社さえ変えなければ、入社や退職など煩わしいことをしなくてもよいのが最大のポイントです。
何度も履歴書を書いたり、面接をしなくても別の企業に移ることができます。
また、派遣会社を変えなければ有給休暇などもそのまま継続なのでリセットされることもありません。
今の時代だと、希望すれば派遣から正社員や契約社員といった直接雇用を目指すことも可能です。
また、一般事務として働きながら得た、この「時間という最大のメリットを賢く活用」して、資格取得にチャレンジや、副業を始めて収入アップをめざしてみても良いかもしれません。
最後になりますが、一般事務と言っても企業によっては業務に垣根が無いこともあるので、しっかり仕事内容と勤務時間を確認することを忘れずに!
企業によっては、営業事務や経理事務もまとめてひとくくりにして一般事務として募集しているケースもありました。
自分の生活環境や状況にあったお仕事探しをしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。