シングルマザーになり、まず最初に直面するのが経済的問題です。
シングルマザーに至る理由や経緯は人それぞれでしょう・・・
私もシングルマザーとして2人の息子を育ててきました。
私がシングルマザーになったのは今から約20年前、下の子が3歳の時でした。
実家は遠く、距離にして約800㎞、ちょっと里帰りなんてことができない距離です。
しかも引っ越したばかりで友達もおらず、孤独な状況でした。
そんな中、子どもだけが支えでしたが、女手一つで仕事と育児を両立するなんて不安しかありませんでした。
はじめの一歩「就職活動」
離婚当初の私は、まず就職活動からスタートしなければならない状況でした。
賃貸で部屋は借りられたものの、家賃の支払いもあります。
仕事に行くためには、子どもを保育園に通わせないといけません。
仕事探しと保育園探しを一度にしなくてはいけないので、かなりのストレスです。
経済的安定を考え、やはり仕事は正社員で働こうと思いましたが「低学歴で資格なし、おまけに子どもが2人」下は3歳となると、雇ってもらえる所が無く途方に暮れたこともあります。
ハローワークや自治体の支援課のみなさんに相談しつつ就職活動をしました。
当時は生活保護を受けることも頭をよぎりましたが、一人でもやっていくと意地と根性だけで今日まで生きてきました。
今から20年近く前ですので、当時は今ほどシングルマザーに対して周囲は暖かくなく、仕事をどうやって探すか本当に苦労しました。
そんな私が、シングルマザーの皆さんに「おすすめの働き方」をご紹介します。
おすすめの賢い働き方は「派遣社員」
子どもを抱え、何度も就職に失敗した私がたどり着いた働き方が「派遣社員として働くという選択」でした。
正社員としては雇ってもらえなくても派遣社員としてなら雇ってもらえる企業がたくさんありました。
パートでは稼げない金額を稼ぐことができ、福利厚生もあり、パートより安定した生活を送ることができたのです。
有給休暇も取得しやすく、子どもの急な病気の時も早退することもでき、安心して働くことができました。
何より派遣のメリットとして感じたのは、生活状況に応じて働く先を変えることが可能になる点です。
新型コロナウィルス蔓延以降、テレワークや在宅勤務を取り入れている企業も多くなってきたので、派遣として在宅勤務可能なお仕事もあります。
在宅勤務の場合、自宅にワークスペースを確保できことが基本となるはずですので、派遣会社の方に条件につて確認と打ち合わせが必須となるので注意しましょう。
契約期間については、長期案件であってもほとんどの派遣会社が3か月毎更新になるはずです。
(詳細な期間については、ご自身が登録した派遣会社へご確認ください。)
契約期間満了まで働けば、契約更新をしないという選択もできます。
現状のライフスタイルに合う企業へ移ることも可能です。
残業が少なく定時で帰れる所に移ったり、子どもが成長するにつれ長い時間ガッツリ働ける企業を希望して移ったりと自分の環境に合う企業(仕事環境)を選ぶことも可能なので助かりました。
個人でそれをしようと思うと、何度も履歴書を作成し、何度も面接を繰り返さないといけなくなりますが、派遣会社を通すことでスムーズに就職や転職ができるのです。
もちろん、わがままは通用しません。
やることをきちんとやった上なら派遣会社の方も状況を理解し、協力してくれるということなので勘違いしないようお願いします。
また、派遣から正社員を目指すという選択肢もあります。
あらかじめ紹介予定派遣として募集しているお仕事もあります。
今ですと、出向先企業へ3年継続勤務実績があれば「直接雇用」と言う選択肢の可能性が出てきます。
当然ながら、就業先企業とあなたご自身のお互いが望めばというようになります。
求人募集している企業にも、私たち派遣社員にもメリットがあります。
お互いお試し期間が長期に有るので、じっくり検討したうえで直接雇用を希望するか否か判断ができます。
派遣社員の難点としては、正社員ではないので当たり前ですが、出勤しないと収入が無いということです。
子どもの急な体調不良などで出勤できない時は、当然収入がへります。
しかしそれでも国や自治体などからの、児童手当など各種手当もあったので、贅沢はできませんが困ることはほとんどなく何とか生活してこられました。
仕事と育児を両立して、安定した収入を目指すなら「派遣社員」という働き方を断然おすすめします。
みなさまの「自分あった仕事探し」の参考にしていただけると嬉しく思います。
ここまでお読みいただきありがとうございます。